私、田中浩唯は林業に従事する以前は電力会社に務めておりました。
転機が訪れたのは2011年3月11日、東日本大震災。福島の原発事故を知った私はこれまで務めてきた会社に疑問を感じ、早期退職。
50代も半ばのことでありました。
それからは志をともにする仲間と故郷の山を自伐する日々。
「この先、どうすればいいのだろうか」
ふと途方に暮れ、3年前連絡を取ったのがエコロジーオンラインの上岡氏でした。
それからは瞬く間に物事が動いていき、一人で木々と格闘していた日々が遠い昔に感じます。
「里山スクール」では五感を通した体験を謳っていますが、講師と参加者の皆さんの出会いもまた大切なものと私は考えています。
人とひとの心の通うつながり 人と自然とのつながりが、人生をより豊かにするのです。私がそうだったのですから。
小さな一歩が 複合危機の時代の 多様な人の「あたたかな光」となり 社会を変える力となるように...
田中浩唯